- 2010-07-29 (木) 12:48
- 住宅リフォーム
以前、ここでも少し触れましたが、最近、湿気を調節する内装材(壁材)として
人気を集めているのが「珪藻土(けいそうど)」です。
珪藻土というからには当然、土なのですが、
どういう土かと言えば、なんと、
太古の海や湖にいた植物性プランクトンが化石化してできた土なのです。
つまり、地球の遺産をわたしたちが住宅や
店舗の内装材として利用させていただいているのです。
これこそまさしく新築やリフォームのエコ素材というわけですね。
日本では昔から、その耐火性機能が重んじられており、
七輪とか建築下地材の原料としてよく使われていました。
珪藻土はミクロン単位の微粒子ですが、その一つ一つに微細な穴があいています。
その穴が空気や空気中の水蒸気を吸い込んで、調湿性や耐火性のほか、
断熱性、保湿性、遮音性、そして、匂いを吸着する性質など、多くの機能があると言われています。
このように実にスグレモノの珪藻土ですが、
いざ壁材として使用するとなると、そうそう万事ハッピーとはいきません。
というのは、原料の珪藻土には壁にくっつく性質がないので、
壁材として製品化する段階で、付着力が強くなるよう、合成樹脂を混ぜているケースが多いのです。
すると、珪藻土の特長である微細な穴を合成樹脂がふさいでしまうため、
数々の高機能も発揮されず、期待していた効果がさっぱり上がらないというわけです。
したがって「珪藻土」という名前のついた製品に超湿効果などを期待するなら、
それぞれのメーカーの成分データや実験結果を取り寄せるなど、
面倒で念入りな調査が必要になってくると思います。
人気に乗じてホームセンターなどでも、コテがあれば誰でも簡単に施工ができるという謳い文句で、
DIY用の製品が売られているようですが、
以上のような理由から、こうした製品にも注意が必要だということは知っておいた方がいいでしょう。
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